暮らしの役立ち情報
【ガーデニング】 さあ、ガーデニングを始めよう
これまで生活の利便性や安全性の高さなどが評価され、堅牢で高級な居住スペースとしての印象が強かったマンションですが、近頃では、緑豊かな公開空地や四季の花々を楽しめる共用部分など、戸建住宅に勝るとも劣らない憩いのスペースが設けられるようになりました。ぜひ、このサイトを参考にしていただき、潤い豊かなマンションライフで、あなただけのガーデニングをお楽しみください。
花と緑でマンションライフを彩る
■マンションでグリーンライフ
ヨーロッパの町並みを散策すると、石造りのアパートのバルコニーに色鮮やかな花々を見かけます。重厚な建物と風に揺れる花や緑が上手く調和しており、ガーデニングを楽しむことが人々の生活に根づいている好例といえるでしょう。
日本では、古くから鑑賞するための庭が主流を占めて来ましたが、近頃は使って楽しむ庭を好まれる方が多く
なりました。それに呼応し、マンションでも広いバルコニーに散水栓などが設置され、ガーデニングを楽しめるようになってきました。
■人と環境を潤すガーデニング
ガーデニングは、人を健康で美しくするばかりでなく、昆虫や身近な小鳥たちに休息の場を与えます。また、情緒的な効能ばかりでなく、ヒートアイランド現象の緩和などにも効果を発揮し、人や環境に優しい趣味の代表です。
「ガーデニングで、穏やかな気持ちになれる」、「花が咲いたときの達成感は、何ものにもかえがたい」と聞きます。みなさんも、ほんのり温かくて柔らかい土にふれ、花や緑を愛でることでストレス解消してみませんか。
■マンションライフに季節感を
都会では、真夏のオフィスで膝掛け…真冬の室内でアイスクリーム…何てことも珍しくありません。ガーデニングは、私たちが忘れかけていた季節感を都会のマンションライフに呼び戻してくれます。
ガーデニングには、季節毎の作業があります。また、五感をフル稼働して作業を楽しみ、生長を慈しむことは、植物にも好影響を与えます。やがて季節の移り変わりと共に、植物は綺麗な花を咲かせ、私たちに恩返ししてくれることでしょう。
■暮らしを彩るコーディネート
お宅のバルコニーは南向きですか、東に面していますか。部屋からそのベランダを眺めるとき、背景に何がありますか。ビルが林立していますか、または青空をバックに色濃い緑が揺れていますか。バルコニーには、何が置いてありますか。
壁紙やソファーなど、インテリアが皆さんの生活に切っても切り離せないものであるように、バルコニーも暮らしを彩る空間としてコーディネートできます。パーティーや野菜栽培、花飾りなど利用イメージを形づくることから始めましょう。
■無理せずガーデニングを楽しむ
ガーデニングを長く楽しむコツは、無理をしないことです。花や緑の世話が心配で旅行に出かけられなくなったり、毎月必要以上の経費が掛かるようでは、「ガーデニングを楽しむ」という本来の目的を見失ってしまいます。
作業のできる時間帯や範囲、世話のできる草花や手入れの方法を選んでガーデニングを始めましょう。一から家族でデザインすることも楽しいですが、必要なときには、造園会社や園芸店などでプロのアドバイスを得ることをおすすめします。
手軽に楽しめる花と緑の基礎知識
■お洒落なガーデニンググッズ
はじめてガーデニングする人はもちろん、もう一度ガーデニングに挑戦する人も道具の点検からスタートです。道具集めから楽しみたい人は、百貨店や大型園芸店で素敵なガーデニンググッズを眺めてみてはいかがですか。先ず道具としては、万能バサミ・シャベル・ジョウロ・ホウキ程度があれば十分にはじめられます。
■栽培の基本は土選びから
バルコニーガーデンに適した土は、通気性があって、水はけが良く根腐れを起こさないような土であると同時に、植物に必要な栄養分を含み適度な保水性と保肥性がある土です。一見難しそうな土の配合ですが、これらの要素を程よくブレンドした小袋入りの培養土が市販されていますので、はじめての人でも心配ありません。
■毎日の水やりを楽しもう
何ごとも毎日となると大変です。しかし庇のあるバルコニーガーデンでは、水やりが植物の生長を左右する大切な作業です。義務的に決まった時間に水をやるのではなく、天候や土の乾き具合、花や葉の張り具合などを観察し、植物が欲するときに鉢全体へ行き渡るような水やりを心がけましょう。「水は土にやる」が基本です。
■花を咲かせるための施肥
コンテナーやプランターでの栽培は、露地(地上部)と異なり土中の栄養分が不足がちです。肥料の基本は窒素・リン酸・カリです。機会があれば肥料袋の能書を確認してください。一般に、窒素は枝葉を茂らせる働きを、リン酸は花が咲き結実する働きを、カリは根を丈夫にし病害虫から植物を守る働きを助けます。
■備えあれば病害虫も怖くない
ベランダガーデンで発生しやすい病害虫にもいろいろあります。ここでは、一般的な病害虫予防のコツを紹介します。花柄をまめに摘む、葉や枝を密生させない、カリ肥料を適度に与える、水をやり過ぎない、病害虫がいない培養土を用いるなどです。万が一、病害虫を発見しても手軽なスプレー消毒などで対応できます。
ガーデニンググッズ・各種コンテナーやプランター・園芸用培養土などは、e-暮らしマートで具体的な商品を見ることができます。
ガーデニングを成功させるために


「バルコニーガーデンのデザインをプロに相談したい」と思っても、どこに依頼していいのか迷います。飛び込みの業者につまらない仕事をされてはたまりません。そんなときは、全国各地に支部のある社団法人日本造園組合連合会所属の造園会社へ問合せてください。信用のある会社、長年造園に携わってきた職人に依頼すれば、きっと良い知恵を貸してくれ、手ごろな価格で仕事に応じてくれます。
造園会社といっても、日本庭園を得意とする会社から、洋風庭園も上手にこなす会社、公共事業を専門とする会社まで様々です。大切なことは、得意分野を知って依頼すること、自分のセンスに会うデザイナーを探すことです。各種ガーデンフェアへの出展作品や各社のホームページで紹介されている実績写真などを参考に、安心して仕事を任せられる職人やデザイナーとの出会いを楽しんでください。
■バルコニーガーデンができるまで
もっとガーデニングを楽しみたい方へ
ここに掲載したガーデニング情報の詳細は、『庭師が教えるベランダで楽しむ「庭」づくり』小杉左岐(小杉造園株式会社代表取締役・社団法人日本造園組合連合会副理事長)著に詳しく紹介されています。
小杉造園株式会社 (ホームページ)
所在地:東京都世田谷区北沢
電話:03-3467-0525
延宝年間(1673年)より現在地(武蔵国荏原郡下北沢村)にて農業を営み、大正時代より植木生産を兼業。昭和18年より造園業を営み、現在にいたります。
個人邸の庭はもちろんのこと、マンション緑化やバルコニーガーデンのデザイン・施工・管理に30年以上の実績を有する信頼の造園会社です。
尾崎 友美(おざき ともみ)
愛知県生まれ。小杉造園㈱環境デザイン部長
技術士(建設部門、総合技術監理部門)、一級造園施工管理技士、二級造園技能士、一級土木施工管理技士
カリフォルニア州にてガーデニングの設計・施工に従事。帰国後、建設コンサルタントにて環境・造園・建築に関する調査・設計業務に携わる。その後、建築系施工会社役員を経て現職。
内外での「緑」に関する経験と年間1,500棟のマンション緑地を管理する小杉造園のノウハウを活かし、マンション居住者の多様なニーズにお応えするガーデニング情報を提供する。
