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暮らしの役立ち情報

【生活トラブル】 トラブル多い音の問題、どう解決する?

マンションにおける生活音の問題は、「ペット」「違法駐車(駐輪)」と並び、居住者間マナーの3大課題の一つです。それでは、ここで生活音の問題とは、何が原因で、どのように解決すればいいかを考えていきたいと思います。

●音のトラブルは何が原因?
トラブルの原因となる代表的な音は、子供が走ったり飛び跳ねたりする音、楽器の音、ペットの鳴き声などがあります。ペットの鳴き声の問題はペットと暮らすのコラムで取りあげますが、それ以外の問題は、十分な遮音対策を講じていない場合や、騒音を出している側に自覚と気配りが不足していることが多く見受けられます。

●音の基準はあるのか?
構造的にみれば、日本建築学会の「建築物の遮音性能基準と設計指針」が参考になりますが、一般的水準を満たしている建物であるとしても、生活音の問題は発生してしまうことが多々あります。「上階の騒音を測定したい」という声も聞かれますが、測定しても騒音として認識できることは殆ど無いようです。また、マンションが閑静な場所にある場合や外部からの騒音が入ってこなくなって暗騒音が下がったために、周りの生活音や、設備の稼動音が聞こえてくる場合もあります。集合住宅の宿命として、音はある程度聞こえるものだ、という認識の上で対応することが大事だと考えます。

●受忍限度とは?
判例を確認すると、被害者側の感じる騒音が受忍限度を超えているかどうか、が争点になっています。受忍限度とは、社会生活上おきる騒音などの被害の程度が、社会通念上がまんできるとされる範囲かどうかで判断されます。マンションにおける問題の場合は、加害行為の程度や頻度、対策をどの程度講じたかなども判断の材料とされますから、音を出す側の生活面での気配りや遮音対策が大事になってきます。

●遮音対策を行う?
生活面での気配りとしては、音の発生が長引かないようにすることや、時間帯を考えるなどの対応は、最低限行いたいものです。
遮音対策としては、子供が走ったり飛び跳ねたりする音を低減するために、カーペットを敷いたり、防音マットを敷くことも有効でしょう。(>>e-暮らし研究所お薦めの防音マットはコチラ)
楽器の音はその必要性を問われるので十分な対策が必要です。対応としては、壁や窓から離れて演奏することはもちろん、防音カーテンや壁に貼る遮音シートの利用、そして大がかりになりますが、防音ユニットの活用や防音リフォームを行えば、効果的な対策といえるでしょう。

●トラブル解決には第三者の介入もひとつの方法です
一度、トラブルに発展してしまうと解決は難しくなってきます。上下階の生活が、夜型と朝型の生活パターンの違いがある場合や、高齢者と小さい子供のいるファミリーの年齢層の違いがある場合などさまざまな状況の違いにより、お互いの理解がされないため深刻な問題に発展してしまうことがあります。
このようなケースの場合は、当事者間での話し合いは非常に困難になります。できれば、管理組合役員や管理会社などの第三者に間に入ってもらうことで、解決策のひとつとすることができるでしょう。

●日常のコミュニケーションがトラブルを防ぐ
どんなマナー問題でもそうですが、問題の発生している住戸間のお付き合いがあったかどうかで、トラブルに発展するかどうか大きく変わってきます。特に音の問題は個人によって感じ方が大きく変わるもので、同じ音を聞いても、騒音と感じる人もいれば、ほとんど気にならないレベルと感じる人がいます。そして、いったん騒音として気になり始めると、どんな小さな音でも気になってきてしまうというケースが多いようです。また、同じ音を聞いても知り合いの方の出す音と、見ず知らずの方が出す音とではその感じ方が自ずと変わってきます。 音の問題がトラブルに発展しないようにするには、物理的な遮音対策と同時に、日常的にコミュニケーションをとり、お互いに家庭環境や家族について理解しあうことが大事ではないでしょうか。

e-暮らし研究所 所長 暮の助

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