暮らしの役立ち情報
【リフォーム】 テーマ別リフォームシリーズ「珪藻土」
●大地、海、森林からの贈り物「珪藻土」
古来より私たちは、大地、海、森林の恵みを数多く授かってきました、この恵みがあればこそ現在の私達があると言っても過言ではありません。昔の住宅も、土・木・紙・石等で建てられていたので、この恩恵を十分に授かっていました。
しかし、現在の住宅は合板やビニールクロスが多く使用され、部屋の空気はカラカラ、窓や壁は結露で濡れてカビやダニが繁殖しやすく、カビの胞子やダニの死骸は室内を浮遊してアレルギーなどの健康障害を招いたり、腐朽菌が建物を傷めたりします。このような問題を解決するために、大きな注目を浴びているのが珪藻土です。
●珪藻土で快適な住環境
どんな場所に珪藻土が有効なの?
- リビング・子供部屋・寝室に -ご家族が長くいる場所の壁・天井-
壁や天井が呼吸することにより空気をきれいにします。
喘息やアトピー、ペット臭、タバコの臭い、乾燥肌、化学物質が気になる方に最適です。 - トイレ・玄関に -臭い気になる場所の壁・天井-
吸着・脱臭の効果があります。 - キッチンの天井に -火を使う場所の壁・天井-
七輪にも使用されている珪藻土は火に強いので耐火性能も優れています。
一般のクロス材のように燃え上がることもありません。 - 北側の部屋、地下室、押入れ、クローゼットに
-結露を起こしやすい場所の壁・天井-
ジメジメして結露を起こしやすい場所には珪藻土の調湿効果がお役に立ちます。

※土の風合いがデザイン性にも優れています、ライトアップすることで何ともいえない土の風合いがでてロマンチックな空間を演出します。
●珪藻土の良さとは?
| 脱臭効果 | 珪藻土の持つ小さな穴が臭いや煙を吸着してくれ、クロス等に比べてタバコのヤニもつきません。臭いのないきれいな空気を保ちます |
|---|---|
| 調湿機能 | 珪藻土は水の貯蔵タンクの役割をします。室内の湿度が高くなると水分を吸収し、乾燥状態になると逆に水分を放出します。 |
| 結露防止 | 水分を吸収する機能が高いため、壁面や窓ガラスに結露が発生しにくく、しかもカビ・ダニの発生を抑えるため、住宅現代病を防ぐことができます。 |
| 断熱効果 | 珪藻土そのものは、モルタルの約10倍程度の断熱性を持っています。断熱、保温、保冷性能が高いため、冷暖房費を削減できます。 |
| 防火機能 | 珪藻自体が燃えない性質ですので、万一の際にも有害な煙を発生して燃え上がるといった事はありません。。 |
| 環境素材 | 一度固化しても再利用でき、廃材にする場合は大地に戻して自然に還すことができます。人にやさしく、環境にもやさしい自然が育てた理想の素材です。 |
| デザイン | 色・柄も豊富にあり、表情豊かに仕上がります。壁もインテリアとして楽しめます。 |
●どんな珪藻土を選べばいいの?
珪藻土を扱っているメーカーは、20~30社あります。素材を選ぶ際は成分をしっかりチェックしたいものです。珪藻土の配合率が低い製品や施工しやすいように合成樹脂を混ぜた製品もあります。この場合は、珪藻土の本来持つ良さが失われてしまう場合がありますので、注意が必要です。では、どのような方法で確認すればいいでしょう?
- サンプルを取り寄せて調べてみましょう。
・水を霧吹きなどで吹き付けてこすってみましょう、ボロボロと崩れたら NO GOOD
・水を霧吹きなどで吹き付けて見ましょう、水分が下にダラダラこぼれたら NO GOOD
・ライターなどで燃やしてみましょう、煙がでたら樹脂製の接着材が入っている可能性があります。
●珪藻土の空間を創ってみませんか?
確かに、珪藻土はビニールクロスを貼るよりも工事費はかかります。(3倍~4倍)
しかし、ビニールクロスは、5~10年で張替えが必要になります。珪藻土は半永久的に使えると言っても過言ではありません。汚れたら消しゴムで消したり、水をスプレーすることで自然と薄くなって消えていくので、手入れも難しくありません。
また、冷暖房機器の使用量が減りますので、ランニングコストは少なくなります。
そして、何よりもご家族の健康、安心できる空間は何よりの宝物ですよね!
そんな珪藻土の空間を創ってみませんか?
珪藻土とは?
珪藻土とは、植物プランクトン(水中の藻)が、長年にわたり海底や湖底に堆積して化石化した土のことです。珪藻の茎の部分は原油(石油)になり、殼の部分が珪藻土になります。
主成分は珪酸質(非結晶シリカ※1)で、珪藻ひとつの平均粒径が0.05mm、そのひとつひとつの珪藻に開いている小さな穴の径が0.1~0.2μ(ミクロン)※2。その数は多孔湿で知られる木炭の数千倍と言われており、極めて広い表面積を持っています(指先大でグランド面に匹敵する気孔面積があると言われています)。これが、「調湿性」・「保温性」・「吸着性」・「遮音性」等の様々な特性を持つ珪藻土の大きな特徴なのです。
(※1:シリカとは地球の表層部の約60%を占める珪素の酸化物のこと。珪素は人体には約29ppm(=0.0029%)の割合で存在する極めて重要なミネラルで、必須性のある微量元素のひとつ。 ※2:ミクロンは0.001mm。)
私たちの身の回りでは、七厘・耐火レンガの主原料として、また、お酒やビール、清涼飲料水のろ過材としても使されています。珪藻土は実は身近な存在で昔から各方面で利用されています。
〔顕微鏡拡大写真〕
平均粒径0.05mmの珪藻に開いている小さな穴が 珪藻土のもつ様々な特性をはたします。
